子どもは親の鏡
幼児期はすでにご存知のとおり「模倣期(もほうき)」といって何でも親のまねをする時期です。
「子どもは親の鏡」といわれるのもそのためです。
お母さんの炊事や掃除、洗たく、お客さまの応対まで何でもまねをしてしまいます。
これを認めてあげると喜んでいっそう得意になって何度も何度もまねして繰り返します。親は子どもの模倣性を上手にいかし、日常生活習慣のしつけをすることが大切です。(よいことはたくさんまねをさせてください。)
親が積極的に教えようとしなくてもいつのまにか親と同じような生活習慣や行動をする人間に育つものです。
これが家庭におけるしつけの姿です。親の人に対する態度、物に対する態度、美や道徳に対する態度、労働に対する態度など親のそうした態度をまねして自分のものにしていくのです。
親は子どもにまねされてもよいような明るく、のびやかな美しい人間らしい態度をとることに努力をしなければなりません。